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2007年08月06日

ワールド・トレード・センター



2006年

監督 オリヴァー・ストーン
出演 ニコラス・ケイジ マイケル・ペーニャ マギー・ギレンホール

 いつもと変わらない朝の風景。平穏だと思われた世界が一瞬のうちに崩れ落ちてしまう。それが2001年の9.11同時多発テロである。ちょうどそのとき僕はタモリとナイナイのジャングルTVを見ていた。事故の速報が流れたと思った瞬間、世界貿易センターから煙がもうもうと立ち上がる映像が僕の目に飛び込んできた。その途中で2機目が世界貿易センタービルのもうひとつに飛び込む映像が。あまりにも異様な光景に僕は口を開けたまま茫然としていた記憶が今でも覚えている。その後のビルの崩落にも茫然としている。この作品はその崩落したビルの中に取り残された2人の視点から描かれている。

 情報が錯綜するなかで現場に向かう港湾警察官たち。現場に到着すると想像を絶する状況である。マクローリン巡査部長(N・ケイジ)を班長にした救助チームが結成される。新人警官のヒメノ(M・ペーニャ)を含む4人の警官がマクローリンとともにビル内に入ることに。しかし、彼らがビルに潜入した直後、大音響とともにビル全体が崩れ始めるのだった……

 本作が秀逸なのは、あくまで視点が客観的に描かれている点である。過剰な演出もなく涙を誘おうとしていないところが素晴らしい。ニコラス・ケイジやマイケル・ペーニャが身動き出来ない状態を見事に演じきり苦しみや痛みといった感情を伝えるのに成功している。9.11以降の出来事は憎しみの連鎖からは何も生まれないどころか失うばかりだということを全世界が身を以て知ったのではないだろうか。同時多発テロの無意味さを語り続けることが大切だし、このような客観的にテロの犠牲になった人々に捧げられる映画を見るというのは大変勉強になるので、未見の方には是非一度見てもらいたい作品である。

オススメ度 ★★★★★ テロの無意味さを痛感出来る作品となってます

ランキング今日は何位?
posted by Genken at 20:38| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画(わ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

笑の大学



2004年

監督 星護
出演 役所広司 稲垣吾郎

 人は制約や障害が多いほど知恵を働かせて良い作品や仕事ができるのではないだろうか。そういった感情を抱いてしまったというのが、笑の大学を観た正直な感想である。時は昭和15年。太平洋戦争直前の日本。その中で、稲垣吾郎演じる喜劇作家が、役所広司演じる検閲官との脚本の是非を巡ってやり取りをしていく物語である。

 検閲とは、「内容の可否などをしらべること。社会の秩序を保つために、国が貨物・出版物・映画・脚本などをしらべてとりしまること。」の意味である。戦前・戦中は検閲が酷かったと聞いたことがある。報道規制は当たり前でましてや喜劇なんてもってのほかという風潮があったのだろう。

 今の時代からではおよそ想像もつかない。しかし、検閲官とのやり取りというのは劇中で描かれているように、お国のためにならない言葉や舞台が外国であったり、検閲官が不適切と思った部分を削除していくのである。それは、容赦ないといった形容がピッタリだろう。

 その中でも、制約や障害が多くても知恵を働かせることによって、面白い作品を創りだそうとしている稲垣吾郎演じる椿一は素晴らしいと感じさせる。三谷幸喜氏の作品は、ほとんどの舞台設定が密室なのである。そんな中で、面白い作品を次から次へと出していくのは、三谷幸喜氏の才能であろう。羨ましい限りである。

 冒頭でも述べたように、戦前であり恐らく戦々恐々としていた時代だからこそ、人にとって笑うという行為は大切だったのだろう。ほんの一瞬でも時代が落としている影を払拭できたのではないだろうか?僕はそのように考える。

 何事にも縛られず、自由に生きたいと考えるのが人の常ではある。ただ、そうはいかないのが現実である。ならば、制約や障害をどのように乗り越えていくのかを、頭に汗をかかせながら、自分が持てる限りの中で、知恵を振り絞ったりするのがいいと考える。僕も、ない知恵をしぼりながら、頭の中に汗をかきながら、日々試行錯誤しながら生きていきたいものである。劇中のように、何度も、他人からダメだしされてもくじけない精神的な強さが、今の僕には必要だ。

オススメ度 ★★★★★ 笑いは人を癒します。

ランキング今日は何位?
posted by Genken at 19:02| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(わ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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