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2008年07月21日

リバティーン



2006年4月公開

監督 ローレンス・ダンモア
出演 ジョニー・デップ サマンサ・モートン ジョン・マルコビッチ

 才能があればあるほど、堕落していくさまは見苦しくなるものだ。もちろん、才能がない場合も堕落していくのはみすぼらしいものである。作家としての才能がありつつも酒とセックス三昧の奔放な生活を送るロチェスター伯爵(J・デップ)。彼は、国王の親族が並ぶ大事な宴の席で卑猥な詩を朗読して国王の怒りを買い幽閉されてしまう。その3ヶ月後、恩赦を受けて再びロンドンへと戻ってくる。しかし、戻ってきてもロンドンでは悪友たちと酒を飲み、娼婦を抱く自由気ままな日々を送っていた。そんなある日、ロチェスター伯爵は訪れた芝居小屋で一人の女優エリザベス・バリー(S・モートン)に目を留める。彼女は観客からブーイングを浴びていた。しかし、彼は彼女の才能を見抜き、その才能を開花させるべく演技指導をすることに……。

 ジョニー・デップが脚本の冒頭3行を読んで、出演を即決したほど惚れ込んだ作品である。彼が演じるロチェスター伯爵は、常に酒を手放さず、女性にも奔放でありながらも、作家としての才能を持て余している。よって彼は怒りに満ち溢れ、淫らでいて、そしてだらしなく生活を送っている。その難しい役所を見事に、ジョニー・デップは演じきっている。

 常に怒りを内にひそめ、それを自分自身へと向かわせていく。そのことにより、自分自身への崩壊に向かって階段を一歩一歩、歩みを進めていく。こんな経験は誰もが一度や二度あるのではないだろうか。例えば、思春期の頃、自分のことを理解してもらえなくて常に怒りを内包して誰もが敵に見えた時期が、少なからずもあったのではないだろうか。

 この作品は、その怒りに満ち溢れ自分自身に矛先を向け、自己崩壊へと辿っていくさまを描いたものである。酒に溺れ、女性関係も派手。有り余る才能をどこへぶつけていいのか分からずにいるロチェスター伯爵。ジョニー・デップが演じることによって、ある種のカリスマ性を感じさせずにはいられない。こういう一癖も二癖もある役どころを演じるのは、ジョニー・デップの右に出るものはいないのではないかと感じさせるほどである。

 だから、ジョニー・デップが出演する作品に僕は魅了されるのである。ちなみにこの作品はR15指定作品となっているので、鑑賞する際にはご注意を。ジョニー・デップの演技に酔いしれたいなら、必見ですよ。

オススメ度 ★★★★★ その怒りの矛先はどこにむいていますか?

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2007年04月24日

LIMIT OF LOVE 海猿



2006年5月公開

監督 羽住栄一郎
出演 伊藤英明 加藤あい 佐藤隆太

〜海上保安官である仙崎大輔(伊藤英明)が潜水士となって2年が経過している。現在は鹿児島の第十管区に異動となり機動救難隊員として海難救助の最前線で働いていた。恋人の伊沢環菜(加藤あい)とは横浜と鹿児島での遠距離恋愛を続けていた。そんなある日、鹿児島沖3キロの海上で乗客620名を乗せた大型フェリーのくろーばー号が座礁事故をおこす。そこで機動救難隊員として大輔はバディの吉岡哲也(佐藤隆太)とともに、座礁したフェリーに乗り込む。ふたりとも懸命の救助活動にあたる大輔は、偶然乗り合わせていた環菜の姿を発見する。いち早く下船をうながす大輔だが、自分は最後まで残ると彼女に言い残して救助活動へと戻る。想像していた以上に浸水が早く沈没するまで4時間。果たして、大輔は吉岡と共に、救助活動を終えて無事に帰ることが出来るのか……〜

 仕事において常に死の危険と隣り合わせの仕事は多少なりともある。例えば、建設現場で高所の作業をしている職人さんや、工場で作業している人たち。ただ、その上、人命救助も合わせると、警察官や消防士、それに本作で描かれている機動救難隊員として働く海上保安官の人々。

 本作の見所といえば、救助の行くてを阻むかのように次々に降り掛かる難題。海洋パニック作品としてはなかなか秀逸である。しかも、底流に横たわるのは、あくなきまでの生への希求である。どんな状況に追い込まれても必ず生きて帰るという信念を感じさせる。極限状態の中でプロポーズをするというのが賛否両論あるが、僕としては、取ってつけたような感覚はなかった。ここは、先述したようにあくなきまでの生への希求があるからこそ、あの極限状態で生き延びるためのモチベーションとしてあのプロポーズが出たと取りたいものである。

 いかにもベタな展開といえば展開ではあるものの、今の時代でそれこそストレートな創りの映画は観ていて気持ちいいものである。決してあきらめない。生きることに貪欲である。諦めなければ必ず道が開けるという気持ちにさせてくれる映画であった。もう一度観たい作品である。

オススメ度 ★★★★☆ 諦めなければ必ず道が開けるはず……

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2006年10月26日

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男



2005年

監督 ニルス・ミュラー
出演 ショーン・ペン(サム・ビック) ナオミ・ワッツ(マリー・ビック) ドン・チードル(ボニー)

 大抵の人間が内に秘めているであろう精神的な脆弱さ。この映画はその脆弱さをサム(ショーン・ペン)という主人公を通して、徹底的に描いている作品と言える。

 誰しもが心の中で自分が想い描く理想の姿や生活を持っている。ただ、その一方で理想と現実の距離を冷静に判断している自分がいることに気付く。そこで湧きおこる感情や行動は、理想と現実のギャップに悩んだり、驚いたりして、理想は理想と割り切ってみたり、いやいや、何とか理想を現実のものへと変えようと前向きに考えて努力してみたりする。そうやって前向きに生きてみたり、あるいは達観して「このままでもいいや」と考えて生きていくこともあるだろう。

 しかし、残念なことに前向きにあるいは達観して生きていこうとすると、それに対して立ちふさがるかのように「これは理不尽じゃないのか?」と感じてしまう出来事が多いのが人生である。例えば、職場において誰しもが少なからず経験しているだろう、「エッ、そんなことまでするの?」とか「そこまで言うことはないだろう」といった具合に。ときには、家族や友人・知人といった親しい間柄までもそういった理不尽さは顔を出すことがある。そんなままならぬ世の中であっても、何とか世間と折り合いをつけて生きていっているのが正直なとこだろう。

 なぜ、そういった理不尽なことが起こり得るのか?
 
 一度は耳にしたことがあるだろう「世界は自分中心でまわっているのではない」という言葉。確かにこの言葉は正鵠をえている。ただ、真理をついているこの言葉を口に出したり聞いたりしたときに、私はいつも違和感を覚える。というのも、必ずしもそうじゃないんじゃないかということを考えてしまうからである。

 どういうことかと言えば、それは人に接するときや世間を見るときというのは、まず自分というフィルターを通してからでしか物事を見ることが出来ないからである。分かりやすくいえば、そのフィルターというのは、自分が持っている価値観や正義感、あるいはプライド、もしくは自我という言葉に置き換えて考えてもいい。だから、まず他人と接したときには自分のフィルターを通して見てしまう。そこで生じた違和感や理不尽さというのは、おおむね自分のフィルターに通らない、もしくは通りにくいと感じるからではないかというように私は考える。

 ここで注意しないといけないのは、自分のフィルターが全てにおいて正しいとは限らないところである。例えば、職場でも家族や友人でもいいけれど理不尽なことを言われたとする。よくよく考えてみれば相手の言っていることが正しかったり、自分の思い込みによる間違いに気付くということもあるからである。というのも、自分では気付かないうちに、フィルターは汚れが付着したり詰まったりすることが多少なりともあるからである。ここで冷静にフィルターが詰まっていたんだなと冷静に判断できれば良いのである。

 ただ、劇中で描かれている主人公サムのようにフィルターが詰まっていることに気付かずにいるとどうなるか?彼が感じている理不尽さというのは、「自分のことを全然わかってくれていない」といった感情が高じて、わかってくれていない社会や友人、家族が悪いんだという責任転嫁が行われ、「自分は正しいんだ、間違っていない」という自己正当化がはじまる。ハタからみれば「身から出たサビ」であるということが明確にも関わらず。こうなってしまうと、もう周りは見えなくなっている状況だ。ただただ自分だけしか見えなくなる。そこでいくら「自分は正しいんだ」と叫んでも、誰の心にも届かないのである。悪循環である。その結果引き起されるのは、どうしようもない絶望感や孤独感に苛まれてしまい突飛な行動を起こしかねない。

 ここまで極端ではないにしろ、多少なりともフィルターが詰まって他人に責任転嫁をし自己正当化をはかっているということはないだろうか?自分自身に置き換えてみるとそういったことってある。正直、認めたくはないけれど。そのため、観賞後の後味がひじょうに悪かったのである。ただ、この作品を反面教師として捉え直すと非常にいい作品に出来上がっていると言える。まぁ、観賞後の清涼感は望めない作品でもあるけれど。

 ひとつだけ確かなのは、機械でも調子を保つ為にメンテナンスが必要なように、人間の心や感情も均衡を保つ為にはメンテナンスは大変重要なのである。たまにはこういった作品を観て自分自身を振り返ってフィルターを掃除するのも一計である。

オススメ度 ★★★☆☆ あなたのフィルターは大丈夫ですか?

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2006年07月05日

ロード・オブ・ウォー



2005年

監督 アンドリュー・ニコル
出演 ニコラス・ケイジ(ユーリー・オルロフ)
   イーサン・ホーク(ジャック・バレンタイン)
   ブリジット・モイナハン(エヴァ・フォンテーン)

〜ウクライナで生まれ、少年時代にユダヤ系移民として偽り家族とともにアメリカに渡ったユーリー。その後、ユーリーはニューヨークで両親が経営するレストランを手伝いながらも、何か釈然としないくすぶりにも似/た感情を抱きながら生きていた。そんなある日ギャング同士の銃撃戦を目撃した時、ユーリーは天啓を受けたかのように武器商人として生きることを決意する。初めはウージー一丁からの商売から、やがて持ち前の商才を発揮し弟のヴィタリーとともに、武器商人として事業を拡大していく。順調に事業を拡大していくユーリーだったが……〜

この映画で登場する武器商人のユーリーは、実在する複数の武器商人をモデルに描かれた作品である。

冒頭、地面には無数の銃弾が散らばっている。その上に立っているのはニコラス・ケイジ演じるユーリー。そこで、次のようなセリフからこの物語が始まる。
「世界には5億5千万の銃がある。ざっと12人に1丁の割合だ。それを1人1丁の世界にするのが目標だ。」
次のシーンは、銃弾の製造から出荷、そしてまだ幼さの残る子供の額に銃弾が命中する衝撃的な映像へと続く。

その後、ユーリーがどのような取引をして、成り上がっていくのかが描かれている。危険な顧客を前に口八丁手八丁で臨機応変に対応していくさまや、執拗に迫ってくるインターポールの刑事ジャックにも同じように対応するさまを、軽妙に描いているのである。

誰もが一度は聞いたことのある慣用句の中で、「無理が通れば道理がひっこむ」という言葉がある。まさしく武器商人としてのユーリーの生活は、無理を通しながらも、道理を嘘や虚構によって、まことしやかに道理を作っていくのである。

武器を売買することによってもたらせる結果。ユーリーはその結果を想像することを自分に許すことなく、ただただ取引に精を出す。しかし、弟のヴィタリーはそれを見過ごすことが出来ずに、やがて薬物中毒に陥ってしまう。妻となるエヴァとの出会いも、破産覚悟の嘘と虚構の演出によるものである。

このように、ユーリーの人生は嘘と虚構によって構築されている。ただ、劇中でも描かれているように、やがて破綻が訪れるのである。

ただ、ユーリーを最期に救うのは皮肉にも、国連安保理の常任理事国である、米・英・露・仏・中といった最大の武器供給者である。
表立った取引が出来ない場合に、ユーリーのようなフリーランスの武器商人に取引を頼むためと描かれてある。

いまだに世界各地では、紛争や戦争が行われている。その影で暗躍しているのはユーリーのような武器商人たちなのだろう。それと、最大の武器供給者の常任理事国の責任も否めないだろう。

嘘と虚構によって支配されている世界。「無理が通れば道理がひっこむ」世界と言い換えられる。

周りを見渡せば感じないだろうか?

いつの間にか、平気で無理が通り道理がひっこんでいる状況が多くなっていることに……

出来ることなら、無理を通すことなく道理を通していきたいものである。

オススメ度 ★★★★★ 嘘と虚構で描かれている世界とは儚いもの

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2005年11月24日

リング



1998年

監督 中田秀夫
出演 松嶋菜々子(浅川玲子)
   真田広之 (高山竜司)
   中谷美紀 (高野 舞)

〜「見ると一週間後に死ぬ」という呪いのビデオを見てしまった浅川(松嶋菜々子)。
彼女は、何とか呪いを解く方法を探るため、別れた夫の高山竜司(真田広之)に、協力を求める。
果たして、浅川は無事呪いを解くことが出来るのか?
彼女に残された時間はあまり無い・・・〜

この作品は、鈴木光司原作の「リング」を映画化したものであるが、主人公の浅川を女性にしたことや、高山を浅川の別れた夫にしたことなど、原作とは違う設定のために原作ファンとしては、納得がいかず不満を感じたのである。

もし、原作を知らずして映画を観た方なら、呪いのビデオの映像や貞子の不気味な表情や動きには十分に怖さを感じずにはいられない仕上がりになっているのでは?

個人的には、原作と映画とでは、恐怖の感じ方が違うのである。
原作では、謎解きの要素がふんだんにあり、時間経過も細かに描写されているので、恐怖がじわじわと伝わってくるのに対して、やはり映画では、そのあたりの描写は少なく、物足りなさを感じるのである。それと、貞子の呪いの本質には、哀しみがあるのに対し、映画では憎しみがメインに描かれているのである。

映画化するのにあたり、上映時間との兼ね合いもあるので仕方が無いといえば、仕方が無いのだが・・・
その後リング2や、ハリウッドでもリメイクもされたほど、完成度が高いということなんでしょう。

とはいえ、原作が断然面白いです。

オススメ度 ★★☆☆☆ やっぱり原作が一番!

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2005年11月06日

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード



2004年

監督 ロバート・ロドリゲス
出演 アントニオ・バンデラス(エル・マリアッチ)
   ジョニー・デップ(サンズ)
   サルマ・ハエック(カロリーナ)
   ミッキー・ローク(ビリー)

〜メキシコ政府のクーデター計画を知り、その計画を阻止しようとするCIA捜査官のサンズ(J・デップ)は、エル・マリアッチ(A・バンデラス)に、クーデターの首謀者であるマルケス将軍と麻薬王バリーリョ(ウィレム・デフォー)の暗殺を依頼する。
エル・マリアッチにとって、マルケス将軍はカロリーナ(S・ハエック)の命を奪った張本人であるため、復讐のために、サンズの提案を受け入れるのだが・・・〜

この作品は、「エル・マリアッチ」「デスペラード」に続く3作目である。

配役が豪華で、ジョニー・デップ、ウィレム・デフォー、ミッキー・ロークといった、個性的な俳優が脇を固めている。

“ギターケースを抱え、伝説のアイツが帰ってきた”というようなキャッチ・コピーが似合いそうな映画で、まるで昔の、小林旭の渡り鳥シリーズを彷彿とさせるのである。

このような作品では、ストーリーを追うのではなく、ただ単に、派手なガン・アクションを楽しむのが、私の鑑賞の仕方である。あくまで、ストーリーは二の次なのであるが、この作品では、あまりにもストーリーを追求したために、本来、持っているはずの、テンポ良さや、スピード感が失われているのが、残念である。

ただ、相変わらずアントニオ・バンデラスは二丁拳銃で奮闘しており、二丁拳銃のガン・アクションでは彼の右に出る者はいないのではないかと思わせるほどである。
ジョニー・デップの存在感も、この作品では大きく、彼のキレた演技はやはり秀逸であり、コミカルな雰囲気さえ醸し出しているのも救われています。
ミッキー・ロークの出番は少なく、かつての威光さえ感じさせないような凋落ぶりは、哀しい気もするのであるが・・・。まぁ、最近はシン・シティやドミノにも出演したりしているので、復活の兆しが見えるのは、嬉しい限りではあります。

ちょっと中途半端な感想が残った作品ですが、一度くらいは観ても良いかも。

オススメ度 ★★★☆☆ 一度くらいなら・・・

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2005年10月24日

リクルート



2004年

監督 ロジャー・ドナルドソン
出演 アル・パチーノ(ウォルター・バーク)
   コリン・ファレル(ジェイムス・クレイトン)
   ブリジット・モイナハン(レイラ・ムーア)

〜不審な死を遂げた父の謎を引きずるジェイムス(K・ファレル)。彼は、マサチューセッツ工科大学で優秀な成績を修めていることから、有名PCメーカーから就職の誘いを受けている。
そんなジェイムスの前に、CIAのリクルート担当と名乗るウォルター・バーク(A・パチーノ)が現れる。
バークとの出会いにより、ジェイムスはCIA入りを決意することに。見事訓練生として選ばれるジェイムスだが、彼を待ち受けていたのは、ファームと呼ばれる場所で行われている、友情や愛も利用しようとする非常な訓練であった・・・〜

前半では、マインドゲームをメインにストーリーが展開していき、観ているこちらまでも疑心暗鬼にさせ、後半へとつなげていく。その演出に見事にはまり、最後まで息を呑む展開が続く。

この作品では、

誰が、何のために、どのように?
巧妙に仕組まれた嘘とは?
真実はどこにあるのか?
何を信じればいいのか?

全てが、欺瞞なのか?どこまでが真実なのか?分からなくなりますよ。
意外な結末を迎えるので、楽しみに観てください。少なくとも私は、驚きました!

スパイを描いている作品が多い中で、ここまで緻密に訓練の過程を描いている作品はないと言える。
というのも、CIAスポークスマンの協力を得て、複雑な新人採用のプロセスや育成の方法といったCIAの知られざる内幕をリアルに描かれているからであろう。

同じように、スパイをスカウトした作品で、スパイゲームでも、ここまでは、描かれていない。(ストーリーは全く別物なので、ご注意を!)

ここまで、人間不信を描かれるとこちらまで、多少なりとも影響を受けやすいので、鑑賞する際は、万全な精神状態で観ましょう!

オススメ度 ★★★★☆ 結末をお楽しみに!

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2005年10月17日

リーサルウェポン



1987年

監督 リチャード・ドナー
出演 メル・ギブソン(リッグス)
   ダニー・グローバー(マータフ)

〜妻を亡くして以来、生きる希望を失い自殺願望のあるリッグス(M・ギブソン)。
そんな彼は、危険な任務ばかりを引き受け、同僚からは「リーサルウェポン」と揶揄されている。
ある事件から、リッグスとコンビを組むこととなるのは、温厚で家庭生活を愛するマータフ(D・グローバー)。
リッグスの危険な行動に肝を冷やすマータフ。
まるで正反対の二人は、最初は反目しあうのだが・・・〜

リーサルウェポン・シリーズの1作目である。
ベレッタM92Fをぶっ放す派手なアクションが注目されがちだが、このシリーズの根底にあるものは、リッグスが抱えている心の傷を何とか癒そうと懸命に努力するマータフ。
そんなマータフの気持ちが嬉しくもあり、素直な気持ちになれないリッグス。
全編通して、この二人のやり取りがメインに描かれているので、意外と、ハートウォーミング(?)な映画だと言えなくもない。

このシリーズでは、メル・ギブソンもさることながら、ダニー・グローバーの役どころがとても好きである。あの、何ともいえない笑顔が、癒され度満点です。
シリーズ通してみると、リッグスの気持ちの変化が感じ取られるので、是非、一度お試しください。

オススメ度 ★★★★★ ダニー・グローバー最高です!

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2005年10月11日

ロング・キス・グッドナイト



1997年

監督 レニー・ハーリン
出演 ジーナ・デイビス
   サミュエル・L・ジャクソン

記憶を失いながらも、平穏な生活を家族と共に過ごしているサマンサ(J・デイビス)は、小学校の教師として働いているが、8年前からの記憶がないことに、不安を覚えている。

そこで、サマンサは私立探偵ミッチ(S・L・ジャクソン)に自分の過去を調べさせていた。
クリスマス前日のテレビに自分の顔が映された直後から、さまざまな連中から命を狙われることとなる。

命を狙われているのは、失っている記憶と関係があるのか?
サマンサは、探偵のミッチとともに自分捜しの旅に出掛けることとなるのだが・・・。

この作品は、アクション映画としても理屈抜きに面白い。しかも、記憶を探っていく過程も十分に見応えもあるし、母娘の関係も描かれているので、ドラマ性もあり楽しめましたよ。

劇中で印象に残っているセリフが、「痛みに耐えるのが人生なのよ。」と、前半では、サマンサが娘に言った言葉。
後半では、逆に娘がサマンサに「痛みに耐えるのが人生なんでしょ。」と言ったシーンは素直に感動しました。オススメです!

でも、あまり人生の痛みには耐えたくないのが、正直な私の気持ちです。

オススメ度 ★★★☆☆

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2005年10月06日

ランボー



1982年

監督 デッド・コチェック
出演 シルベスター・スタローン
   リチャード・クレンナ
   ブライアン・デネヒー

ベトナム戦争で、特殊部隊グリンベレーとして活躍し、帰国したランボー(S・スタローン)に待ち受けていた現実とは・・・
戦地では、何万ドルもする兵器を自由に扱えたのに、帰国すれば、赤ん坊殺しなどの、非難の嵐。まともな、就職口さえもない。

戦友との再会を一縷の希望として訪れるも、戦争後遺症により、死亡しているという、ランボーにとって、あまりにも過酷な現実。

行く場所さえもままならず、ただ食事をとろうとした町では、排他的な保安官により、町の秩序を守るためという理由で逮捕される。
執拗な保安官たちの仕打ちに、ランボーはベトナムでの忌まわしい記憶がよみがえり、逆襲へと出るのだが・・・

この作品は、アクション映画としても秀逸であるが、それ以上に、ベトナム戦争によってもたらされたアメリカが抱えていた問題に対して、正面から取り組んでいる。
全ては国のためにと信じて戦い、そして死んでいった者たちへの哀しみ、その哀しみを胸にしまい帰国すれば、世論は反戦の波に呑み込まれ、帰還兵に対しての理由無き差別が横行している現実。あまつさえ、国のために戦った兵士に対する冷たい政府の仕打ち。
自分が何のために、ベトナムに行って、誰のために戦ってきたのか?

ランボーのセリフで最も印象に残っているのは、「戦争はまだ終わっていない。」
この言葉は、戦争を体験したものでしか、言えないメッセージなのではないだろうか?

この映画が、単にアクション映画として終わらない理由である。
観終わったら爽快感よりも、切なさが残るという作品。

オススメ度 ★★★★★ 

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2005年09月29日

レッド・ドラゴン



2003年

監督 ブレット・ラトナー
出演 アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター博士)
   エドワード・ノートン(ウィル・グレアム)
   ハーヴェイ・カイテル(ジャック・クロフォード)
   アンソニー・ヒールド(チルトン博士)

FBI捜査官のグレアム(E・ノートン)は、犯人の思考を感じ取れる能力と、精神科医のレクター博士のアドバイスをもとに、数々の事件を解決していた。

ある連続殺人事件の捜査のため、いつものようにグレアムは、レクター博士のもとにアドバイスを求めにいくが、そこで目にしたものから、グレアムは、レクター博士の犯行であることに気づくも、レクター博士に襲われる。
苦闘の末、グレアムは傷つき、レクターは逮捕される。
グレアムは、この事件がきっかけとなり、精神の疲労はピークとなり、現場から身を引くこととなる。
それから、数年後、グレアムはFBIを辞職し、フロリダで家族と共に静かな生活を送っていた。ところが、ある日、元上司のジャック(H・カイテル)が訪ねてくる。彼は、グレアムに、最近起きた2件の家族惨殺事件の捜査協力を依頼する。一度は、断るグレアムだが、殺された家族の写真をみて、捜査の協力をすることとなる。

早速、グレアムは現場に赴き、かつてのように、犯人の思考を探ろうと捜査を開始するのだが、捜査に行き詰ってしまう。そこで、ジャックは、グレアムに提案をする。
その提案とは、なんと、現在収監中のレクターに助言を求めるというものだった。
やむなく、その提案を受け入れたグレアムは、レクターのもとへと、ボルティモア刑務所へと、出向くのであった・・・。

この作品は、あの、「羊たちの沈黙」以前のエピソードにあたりトマス・ハリス原作のサイコ・スリラーである。

前作「羊たちの沈黙」のように、レクターとグレアムのやり取りを中心に、息を呑ませるストーリーが展開されていく。
ただ、犯人が犯行に至る動機の解明にかんして、もう少し時間を割いても・・・
まぁ、途中でダレることなく、最後の最後まで楽しめたので、良かったですよ!

それと、レクターほど、拘束姿が似合う人はいないんじゃないかなと、思わせるほどピッタリ!
チルトン博士は、大分ふっくらとしてましたが・・・。

いずれにしても、十分に楽しめましたよ!

オススメ度 ★★★★★ かなりオススメです!

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posted by Genken at 23:27| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画(ら行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月28日

レッドオクトーバーを追え

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