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2008年07月20日

涙そうそう



2006年9月公開

監督 土井裕泰
出演 妻夫木聡 長澤まさみ 麻生久美子

 どれほどまでに、人は人のためにどれだけ生きられるのか?幼い頃に母(小泉今日子)は病床のとこに臥し不帰の人となった。最後に交わされた言葉は、「カオルは独りぼっち、どんなことがあっても守ってあげるのよ」だった。その言葉を胸にひたむきに生きてきた新垣洋太郎(妻夫木聡)。いつかは自分の店を持ちたいという夢を抱いている優しい青年。そんな彼に楽しみが増えた。それは、妹のカオル(長澤まさみ)が高校に合格し、オバァと暮らす島を離れ本島にやってくるのだ。やがて兄妹の二人暮らしが始まる。兄妹といっても血は繋がっていない。というのも洋太郎が8歳のころに母の再婚によって妹となったカオル。だが義父は姿を消して母も不帰の人となる。以来、妹の面倒をみてあげるのはオレだけだと思い生きてきた。

 冒頭に述べた通り、人は人のためにどれだけ生きられるのか?そんなテーマを抱かせる作品であった。兄は妹のためを思い生きている。そんな兄を疎ましく思わずにーにーと慕う妹。それはどんなときでも変わらなかった。元来、人を思いやるということが日本人の美徳として長い間培われてきた。しかし、今、その牙城が崩されそうになっている。自分さえ良ければ、自分たちさえよければ、人のことはおかまいなしという風潮が蔓延しつつある中、どうどうと人を思いやるとはどういうことかを真正面から描いた映画である。

 最後の最後まで妹を心配し続ける兄。それは親にも似た感情だったのかもしれない。たとえ血は繋がっていなくても妹は妹。それを静かに情感たっぷりに描いている場面。それはラストシーンに表現されている。涙なくしてはみられない場面。にーにーを想うカオルの切なさ。家族としての愛、男女としての愛、そんなものが混ざり込み曖昧な感覚で突き進む。相手のことを思いやるあまりに本音を言えない雰囲気がこの作品の随所でみられる。

 もう一度、人が人のためにどれだけ生きられるのか?言い換えれば、人のためにどれだけ思いやりが持てるのか?現代の社会では、失われそうな思いやりの精神をもう一度自問自答してはいかがなものか?心が洗われる作品です。必見ですよ。

オススメ度 ★★★★★ 思いやりの心をどこかに忘れてはいませんか?

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2008年07月07日

ナイロビの蜂



2006年5月公開

監督 フェルナンド・メイレレス
出演 レイフ・ファインズ レイチェル・ワイズ ユベール・グンデ

 アフリカではHIVの感染や結核といった病気で数多くの命が失われている。そこにタイプラクサという新薬の治験を原住民に無償で行われていた。その代償として大切な命が失われていくのである。新薬の副作用によるものである。その事実をテッサ(R・ワイズ)とアーノルド(Y・グンデ)がレポートに記し英国の大使館に新薬の治験をやめさせようと精力的に活動していた。その活動が彼女らの命を縮めることとは知らずに。何故妻が死ななければならなかったのか?その真相を追求するために夫は立ち上がる。真相を追求していくうちに彼が辿り着いたのは新薬の認可による多国籍企業が絡む世界的陰謀だった。

 夫婦の間柄でもお互いを守るため、必要以上に干渉しないことがある。それは、妻に心配をかけたくなかったり、逆に夫に迷惑をかけたくなかったりと、人それぞれ事情がある。この物語は、そのどこにでもある夫婦の思いやりを描きながらも、アフリカの現状になぞらえ描かれていく秀逸な作品である。

 アフリカを食い物にする多国籍企業。その不正に対して立ち上がる妻。危険な橋を渡ろうとしていることを分かっているため、敢えてそのことを夫に知らせないでいる妻。その葛藤を見事に描ききっているところにこの作品が非凡であることを思い知らされる。

 ラストは余りにも切なく、アメリカ映画では珍しい仕上がりになっている。ラブストーリーと摂られがちな映画ではあるものの、社会派映画としても見事に成り立っているので一見の価値は充分にある。オススメです。

オススメ度 ★★★★★ 夫婦の愛と社会正義、両面描いた作品です。

ランキング今日は何位?
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2006年06月27日

ナインスゲート(2回目)



2000年

監督 ロマン・ポランスキー
出演 ジョニー・デップ(ディーン・コルソ)
   フランク・ランジェラ(ボリス・バルカン)
   レナ・オリン(リアナ・テルファー)

〜世界中の古書を探す本の探偵コルソは、ニューヨークで出版社を経営する富豪バルカンは悪魔関連の古書を収集している。バルカンはコルソが所有する17世紀に書かれた悪魔祈祷書「影の王国への九つの門」の真贋を調べるように依頼する。その本は、現在では世界で3冊しか残っておらず、早速コルソは調査を開始するが、彼の周囲では不穏な動きが……〜

この映画は、ジョニー・デップ主演のオカルトホラーである。禁断の書に心惹かれた人々の常軌を逸した行動。そんな行動にジョニー・デップ演じるコルソが、翻弄されながらもやがて彼自身も禁断の書に惹かれていく作品となっている。

この作品が秀逸なのは、「何故、禁断の書とも言える悪魔の書に惹かれるのか?」という心理描写をコルソの行動とともに描いているところである。

そもそも、何事にも二面性が存在する。コインにも表と裏があるように、人間の心にも二面性が存在する。

わかりやすくいえば、本音と建前や、頭ではイケナイとわかってはいても、欲望に流されたりする場合も時にはある。

ただ、誰しもが欲望をもってはいるものの、その欲望に全て流されることなくバランスをとりながら生きている。

さて、作品に戻ってみると、権力欲や物欲・色欲といったさまざまな欲望に取り憑かれた人間の業を描いている。

それら全てを手に入れるために必要なのは、禁断の書ともいうべき、悪魔祈祷書の「影の王国への九つの門」の謎を解くことが必要となる。

その謎を解く過程においてコルソは、さまざまな欲望に取り憑かれた人間たちの感情に触れることにより、コルソ自身のバランスを崩していくのである。

悪魔の書に魅入られていくさまは、禁断の果実の誘惑を断ち切れない人間の弱さを描いていて恐ろしさを感じるのである。

現代においても、過度な欲望に取り憑かれた人間の感情に感化され、自分のバランスを崩すときがあるのではないだろうか?

是非、バランスを崩すことなく生きていきたいものである。

オススメ度 ★★★★★ 自分を見失ったときに現れる扉の先にあるものは……


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2006年05月04日

ナルニア国物語 第一章ライオンと魔女



2006年 3月公開

監督 アンドリュー・アダムソン
出演 ウィリアム・モーズリー(ピーター・ペペンシー)
   ジョージ・ヘンリー(ルーシー・ペペンシー)
   ティルダ・スウィントン(白い魔女)

〜白い魔女により100年もの間、冬の時代が続くナルニア国。そんな呪われた冬の時代に終わりを告げる一条の光が4人の幼き兄妹たち。自分たちに課せられた宿命に翻弄されながらも、ナルニア国を救うために白い魔女と戦うことを決意する…〜

C・Sルイス原作で、世界中で愛されている「ナルニア国ものがたり」をディズニーが見事に映画化したファンダジー作品。

ファンタジー作品として、素直に楽しめた作品でした。

楽しめた一番の要素としては、不思議な国であるナルニア国への入口が、衣装ダンスになっているところ。

そこで、衣装ダンスに一歩足を踏み入れると、そこは魔法によって冬に支配され続けている世界。
特に、伝説上の生き物である半馬半人のケンタウロス、半山羊人のフォーン。それに、動物たちも人間の言葉で話す世界。

しかも、その冬に支配され続けている世界を救う役目を担っているのが、大人ではなく4人の幼い兄妹たち。

そう、これは幼い子供たちが活躍するファンタジーの世界。
だから、大人の考え方や理屈を持ち出して観てしまうと、一気にこの作品が持っている素晴らしい世界観が色褪せてしまう。

例えば、白い魔女が次男のエドマンドを誘惑するシーンなどは、ツッコミどころ満載になってしまう。戦闘シーンなども同様で、色褪せてしまう。

ファンタジー作品で、幼い子供たちが主人公ならば、その年代の目線で鑑賞することをオススメします!

そうすれば、自分たちが子供時代に持っていた素直に感動していた気持ちや、胸がおどるようにワクワクしていた気持ちを、再び揺り起こしてくれた作品になりますよ!

オススメ度 ★★★★★ 忘れかけていた感情が、今再び……

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2006年01月11日

NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE



2004年

監督 鈴木 雅之
出演 香取 慎吾(ハットリくん)
   田中 麗奈(ミドリ)
   ゴリ(ケムマキ)

〜最後の修行として、伊賀忍者の服部カンゾウ(ハットリくん/香取慎吾)は、父ジンゾウ(伊東四郎)から、「主以外の者に姿をみせずに現代の江戸で暮らせ。出来なければ破門」と言われ、伊賀の里から東京へと向かう。
そこで、東京にやってきたハットリくんは、主をケンイチ(知念侑李)に選び、厳しい掟を守りながら都会で暮らし始め、いつしかふたりの間には友情が芽生えていくことに…。
一方、甲賀忍者たちは、忍びの道を捨てて現代社会に暮らしていた。そんな彼らが、何者かに襲われ毒物により意識不明にされるという事件が続発していく・・・〜


この映画は、藤子不二雄A氏原作の漫画でTVアニメでも人気があった「忍者ハットリくん」を実写化した作品です。

この作品は、原作の雰囲気を壊すことなく、ひとつのオリジナル作品として仕上がっています。
しかも、特筆すべきなのは、コミカルな脚色をしてはいるものの、ハットリくんとケンイチ氏の友情を描くと同時に、生き方について見事に描かれているところです。

劇中では、ハットリくんとケンイチ氏が交流を深めていく中で、心温まる会話が交わされます。その中でも、印象に残っているセリフが二つあります。それは、ハットリくんがケンイチ氏に語ったセリフです。

一つ目は、「やらずに諦めるのはカッコ悪いでござる

何事に対しても、消極的なケンイチ氏に対して励ました一言です。

やらずに諦めるのはカッコ悪いということは、頭ではわかっているものの、なかなか行動に移すことは難しいときがあります。
というのも、とかく結果だけが求められ、過程は度外視される風潮に支配されている現代社会。
その結果、失敗することを恐れ、いつの間にか、「どうせやっても無理だよ。無理してすることでもないし。」と自分に言い聞かせて、やらずに諦めていることが、自分自身、多いことに気づかされます。

二つ目は、「掟を守ることが大事ではなく、掟を守ると決めたから

厳しい掟を守り通そうとしているハットリくんに対して、ケンイチ氏が、詰め寄ったシーンでの返答です。

掟とは、辞書で調べると、「その社会の人々が守らなければならない決まり。定め。」となっています。

もちろん、決まりを守ることは現実の社会でも大事だということは、分かってはいるものの、いざ改まって、「本当に、守れているのか?」と考えてみると、返答に困ってしまうことが多いのでは?

身近な例として、交通違反に置き換えてみるとわかりやすい。

交通ルールという決まりがあるものの、「ちょっとだけ」、という安易な気持ちで行われる、さまざまな交通違反。駐車違反から、スピード違反。それに、車中での携帯電話の使用・・・。

生活していく上で、色々な状況に置かれている私たち。個人的には、決まりを守るという大切さは十分に分かってはいるものの、ハットリくんのように、「守ると決めたから、守る。」といった強い意思がないことに、改めて気づかされます。

この二つの事柄に共通するのが、世間全体の風潮としては、正反対になっているところです。

というのも、諦めずに努力を続けることが「カッコ悪い」だとか、決まりを守るといったことが、「キレイごとを言ったところでどうなる。」「バカ正直に生きたところで、損をするだけ。」といった言葉で片付けられて、いつの間にか、社会全体で軽く扱われているような気がしてなりません。

この作品は、「自分の生き方、このままでいいのか?」と、自分自身の生き方を見つめ直すきっかけを与えてくれた作品だと言えます。

ハットリくんのように、強くはなれないけれど・・・。

それでも、ちょっとだけ、自分自身に厳しく、他人に対して思いやりを持てるように、日々努力していきたいなと考えました・・・。

ちょっとだけでも、難しいですけどね。

オススメ度 ★★★★★ 生き方を考え直すきっかけにしませんか?

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2005年11月20日

ネバーランド



2005年 1月公開

監督 マーク・フォスター
出演 ジョニー・デップ(ジェームズ・バリ)
   ケイト・ウィンスレット(シルヴィア)
   フレディ・ハイモア(ピーター)

〜幼くして父親を亡くし、自分の殻に閉じこもった少年ピーター(F・ハイモア)。
そこにかつての自分と重なり合ったバリ(J・デップ)は、ピーターに想像力という翼を与え、かたくなになった心を解きほぐそうとする・・・。〜

永遠の名作といわれる「ピーターパン」の誕生の秘話を事実に基づきながら描いた作品である。

現実の世界から、想像力を使い幻想的な世界へと違和感なく、映像へと取り込むことにより、まるで夢を観ているような世界を、見事に表現しています。

物語は、1903年のロンドン。劇作家であるバリは、新作劇の不評により落ち込み、気分転換のために、公園にでかけ、そこで、若くして未亡人となったシルヴィア(K・ウィンスレット)と、4人の子供たちと出会うシーンから始まっていく。

幼くして父親を失った4人の子供たち、特に三男のピーターの複雑な胸中を、フレディ・ハイモアが見事な演技を終始披露してくれる。

物語が進んでいくうちに、それぞれにつらい現実が待ち受けている。その現実を受け止めながらも、想像力という翼を手にすることにより、幻想的な夢の世界であるネバーランドへと、それぞれが訪れていく。

バリはシルヴィア一家と、交流を深めていくことにより、逆に、妻メアリー(ラダ・ミッチェル)とは心が離れていく。このように、バリとシルヴィアの不倫が物語の側面としてあるのだが、友情という言葉に置き換えることにより緩和していこうと劇中では努力しているのだが、やはり、この要素が、常に頭の片隅に引っかかってしまうのが、この作品における唯一の難点といえば、難点なのだが・・・。

ただ、この点を差し引いても、個人的には、この作品が持っている魅力をおとすことにはなりませんでした。

最後で、バリとピーターが公園のベンチで交わす会話のシーンは、感動で涙が自然に頬へと伝わりおちていきました。

オススメ度 ★★★★★ 想像力という翼を手に入れましょう!

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2005年11月13日

ナショナル・トレジャー



2005年

監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ニコラス・ケイジ(ベン・ゲイツ)
   ダイアン・クルーガー(チェイス博士)
   ジャスティン・バーサ(ライリー・プール)

〜先祖代々伝説の秘宝を追い求め続けたベン・ゲイツ(N・ケイジ)。手掛かりは、合衆国独立宣言に署名した最後の生存者が、ベンの先祖に残した「秘密はシャーロットが握っている」という謎の言葉のみ。
果たしてベンは、その謎を解き伝説の秘宝へと辿りつくことが出来るのか?〜

冒険活劇といえば、時代設定は一昔前で秘境の地にお宝が眠っているという思い込みがあるのだが、この作品においては、時代は現代であり、秘境の地ではなく都会が舞台となっている現代劇である。

謎めいた言葉を手掛かりに、伝説の秘宝を探すという物語を、過去の史実にうまく融合させて、観ている者を、「実際にこんな秘宝があればいいのに」といった気分にさせ、夢を膨らませてくれるのである。
しかも、謎を解いていく上で、手掛かりを盗んだり、盗まれたりしながらも、冒険の要素もしっかりと組み込まれているので、最初から最後まで目が離せません。

ニコラス・ケイジが主演ということもあり、個人的には、割と軽い感じの印象が否めないのであるが、脇を固めているのが、ハーヴェイ・カイテルやジョン・ボイトといった役者が、出番は少ないとはいえ、この物語に重みを与えていると感じたのが印象的で、良かったです。

オススメ度 ★★★★☆ 夢の冒険活劇を堪能してください。

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2005年10月01日

ニュースの天才



2004年

監督 ビリー・レイ
出演 ヘイデン・クリステンセン(スティーブン・グラス)
   ピーター・サースガード(チャック・レーン)

ワシントンD・Cにある、"THE NEW REPUBLIC"(ニュー・リパブリック)は、数ある雑誌の中で、唯一、アメリカ大統領専用機に置かれてある雑誌であり、最も権威ある政治マガジンと言われている。
この作品は、1998年にそのニュー・リパブリックに勤めている、人気ジャーナリスト スティーブン・グラス(H・クリステンセン)による、記事の捏造事件の実話に基に、再現した社会派ドラマである。

この作品を理解するために、次の3つの言葉の意味をかみ締めることが必要である。

(事実)・・・現実に起こり、または存在する事柄。本当のこと。
(脚色)・・・事実に色づけして、面白くすること。
(創作)・・・事実ではなく、想像によって創り出すこと。または、その話。

今、情報が錯綜する中で、どれだけの事実が語られているのだろうか?
事実だけでは、物足りなくなり、脚色を求めているのは?
脚色を通り越し、いつの間にか、創作の情報を流されているのでは?

色々と、問題を投げかけている深い映画でした。
昨今、大手新聞社の記事捏造事件や、朝の報道番組である民放の某コーナーで、やらせが発覚したりと、色々と問題になっている。

何故、これだけ大きな問題に発展するのか、理由をマスメディアの関係者には、再考してもらいたい。新聞記事や、雑誌に掲載される記事。TVで流されるニュースというのは、民意を容易に変えてしまえるほどの、力が存在しているからである。その力を意識せずに、軽々しく考えている記者や、ジャーナリストがいるのは、非常に怖い世の中である。
色々なニュースや、報道に対して、流されず自分なりの意見を持ち続けることが重要というメッセージかな?と考えてしまいます。

それ以上に、この映画をみて感じたのは、普段の生活の中にも入り込んでいる、さまざまな嘘。そして、その嘘で、自分で自分の首をしめているのを分かりながらも、色々と嘘を積み重ね、結局自滅していった経験が、思い出したくもないし、認めたくもないが、私にはあります。

そして、物語が進んでいくうちに、その自分の嘘をひとつひとつ剥がされていく錯覚に陥りそうになり、非常に胸が痛みました。多かれ少なかれ皆さんもあるのでは?

私にとって、この映画は社会派ドラマというより、ホラー作品でした。

オススメ度 ★★★★☆  自分に嘘がなければ・・・ もっと楽しめたかも?

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posted by Genken at 15:34| 兵庫 ☁| Comment(5) | TrackBack(8) | 映画(な行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月28日

ナインス・ゲート

ジョニーデップ主演のオカルトホラー(1999年・フランス/スペイン)

禁断の書と言われる“悪魔の書”を手にした書物ブローカーに起こる迷宮的恐怖を描く。ロマン・ポラスキー監督作。

世界中の希少本を探す、書籍の探偵コルソ(ジョニーデップ)。彼はある富豪の依頼を受け、世界に3冊しかないという伝説の悪魔の祈祷書を探していた。ニューヨークからスペイン・ポルトガルと祈祷書を追って旅するコルソ。
だが、そんな彼の周囲では不可思議な殺人が発生していく・・・。


この作品は、悪魔崇拝や、黒魔術とかが絡んでくるので、オカルトホラーなんですけど、ミステリーの要素も兼ね備えているので、十分に楽しめますよ!

ただ、悪魔崇拝や、黒魔術といったストーリーは、日本では、あまり馴染みが少ないんですが、
西洋では、昔から本や映画の題材にされることが、多いですよね。
そこで、馴染みの少ない人が、観るときのポイントとしては、
支配欲とか、権力欲・物欲・色欲に取り憑かれた人間が、
悪魔を召喚し契約を交わしたり、交わそうとする姿を描いていくパターンと、
善良な市民がある出来事をきっかけに、悪魔の魅力に堕ちていくさまを描くのもあります。

さて、このナインスゲートでは、どうなのか?
過度の欲望に取り憑かれた人々の愚かさや、禁断の果実に誘惑される人の弱さといった両方のタイプの人間を描いています。

ラストがちょっと・・・ という意見もありますが、個人的には、この終わり方も好きです!

オススメ度 ★★★☆☆(☆3つ)・・・興味が持てれば。

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posted by Genken at 10:09| 兵庫 ☁| Comment(9) | TrackBack(12) | 映画(な行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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