2004年
監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン(ジョン・クリーシー)
ダコダ・ファニング(ピタ・ラモス)
クリストファー・ウォーゲン(ポール・レイバーン)
〜生きる希望を失ったクリーシー(D・ワシントン)は、その為固く心を閉ざしている。そんなクリーシーに、かつての同僚であり先輩でもあるレイバーン(C・ウォーゲン)は、メキシコ・シティに住む実業家の9歳の娘ピタ(D・ファニング)のボデイーガードの仕事を紹介する。
最初は、気乗りしていなかったクリーシーだが、ピタとの交流を深めていくうちに、生きる希望を取り戻していくこととなる。
クリーシーに生きる希望の光が灯された矢先に、ピタが誘拐されてしまう。自身も負傷してしまうが、自分の命より大切なピタを奪われたことにより、復讐を誓うクリーシーだが・・・〜
冒頭のシーンにおいて、「中南米では60分に1件、誘拐が起きている。犠牲者の70%は生還できない。」という、クレジットが流され、白昼堂々と男の子が誘拐されるシーンから物語りは始まる。
営利目的の誘拐は、米国ではFBIの活躍により殆ど発生せず、日本でも滅多にない事件が、中南米では、60分に1件の割合で発生しているという。劇中で語られていることだが、ボディガードを雇わなければ、誘拐保険に加入出来ないという、恐ろしい現実がある。
誘拐保険という概念さえ持ち合わせていなかった私には、それだけで重たい気分にさせられてしまった。
それに加え、どうしてクリーシーがここまで生きる希望を失っているのかが、少ししか触れられずわかりにくい。全体を通して言えることだが、この作品では、虚無感が漂っている。
しかし、クリーシーとピタとの交流を描いているシーンは、ほのぼのとさせてくれて、唯一の救いとなっている。
ただ、ピタが誘拐されたことにより、そのシーンがあることにより、クリーシーが感じる怒りを観ているこちらに共有させるための演出であり、クリーシーが復讐する行為の正当化を図っているように感じてしまい、ある種の不快感が私の中に残ってしまった。
営利目的の誘拐という犯罪において、その営利にむらがる汚職警官や官僚がいて、まともな調査が出来ずにいるという構図を描いているあたりは、先に述べたような、異常ともいえる誘拐事件の発生率につながっていき、説得力はあるのだが・・・。
「目には目を」というやり方に対しては、抑止力と捉えれば賛否両論はあるのだろうが、個人的には、今の時代にはそぐわない気がいたします。
観終わった時、なにやら思いテーマを突きつけられた感じがする作品であり、ある意味、ずっしりと心に残る作品でした。
オススメ度 ★★☆☆☆ 私にはあまりにも重たい作品でした。
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<営利目的の誘拐という犯罪において、その営利にむらがる汚職警官や官僚がいて、まともな調査が出来ずにいるという構図を描いているあたりは、先に述べたような、異常ともいえる誘拐事件の発生率につながっていき、説得力はあるのだが・・・。
「目には目を」というやり方に対しては、抑止力と捉えれば賛否両論はあるのだろうが、個人的には、今の時代にはそぐわない気がいたします。>
というのに私も賛成!!
こちらこそ、コメントありがとうございます。
また、遊びに来てくださいね。こちらからも伺いますので!
今後ともよろしくお願いします。
それでは、失礼します。
日本と違って南米や東欧では、組織的な犯罪集団が厳然とあって、政治家・警察まで賄賂を貰って便宜を図っているらしいですから、一般市民は武装して身の保全を考えるか、いずれかの犯罪組織に貢いで庇護してもらわないとならないというような現状らしいです。日本では主に一般市民が一般市民を被害者にする犯罪構造ですが、むこうではこの辺りが決定的に違う様ですよ。
私のレビュー、お返しトラバさせてくらさいね。
こちらこそ、コメント&TBありがとうございます。
詳しい解説ありがとうございます。
日本とは、全然環境が違うので驚きですし、哀しい現実ですね。
また、遊びに来てくださいね。こちらからも伺いますので!今後ともよろしくお願いします。
TB、ありがとうございますvv
あたしもGenkenさんの感想に共感です。全体を通して言いたいことは伝わってはくるんだけど、目には目を...的な印象が強かったり、全体的な心理描写が荒いかなぁ...と思ってしまいました。
こちらこそ、コメントありがとうございます。
「目には目を」...といったやり方に関しては、記事にも書いたのですが、抑止力としては効果が期待出来るものの、ここまでしなければならないのか?といった疑問が私の中には残ります。
また、遊びに来てくださいね。こちらからも伺いますので!今後ともよろしくお願いします。
それでは、失礼します。
目には目を……この国の治安が(警官グルだし)こんな状況なので決して賛成は出来ませんが、この方法しかなかったと思いますね。じゃないとダコタちゃん助からなかったかも。
こちらにも、コメント&TBありがとうございます。
本当に、重たいテーマを扱った作品でした。
ブログにも書いたのですが、「目には目を」というやり方は、抑止力としては効果があるのでしょう・・・。
ただ、個人的な感想としては、ちょっと違うのでは?と考えたりもします。
どういう方法が最善なのかは、否定的な意見を述べているにも関わらず、私には判りません。
それでは、失礼します。