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2005年11月06日

ゴッドファーザー



1972年

監督 フランシス・フォード・コッポラ
出演 マーロン・ブランド(ドン・ヴィトー・コルレオーネ)
   アル・パチーノ(マイケル・コルレオーネ)
   ジェームズ・カーン(ソニー・コルレオーネ)
   タリア・シャイア(コニー・コルレオーネ)

〜ニューヨークで強大な帝国を一代で築き上げた、ドン・ビトー・コルレオーネ(M・ブランド)。ドンは政界や警察にも顔がきく。その力を利用しようと麻薬を商売にしているソロッツォ(アル・レッティエリ)が取引を持ちかけてくる。その取引に興味を持つソニー(J・カーン)だが、ドンは丁寧に申し出を断る。そこでソロッツォは、ドンを殺すことにより取引は成功すると考え、ドンの暗殺を企て機会を伺う。
人々が、クリスマスプレゼントを抱えながら通りを行き交いしてる時期に、ドンは街頭でソロッツォの部下に数発の銃弾を浴びせられるも、何とか一命を取りとめる。
この事件が引き金となり、他ニューヨークのマフィアを巻き込む抗争へと発展していく・・・〜

冒頭で、ドンの屋敷で盛大にとりおこなわれる娘コニー(T・シャイアー)の結婚式。一転してドンの書斎。そこは、カーテンが閉められドアも閉じられている。そんな中、ドンの旧知の間柄である葬儀屋が娘を暴行した二人に制裁を与えて欲しいと懇願している。

このように、結婚式の華やかな動きのあるシーンから、一転して、書斎での動きの少ない会話だけのシーンが表すように、明から暗、動から静へと対比させることにより、ドンの持っている強大な力を表現し、それと同時に、これから始まる物語に期待を抱かせる絶好のプロローグとなっている。

前半は、ドンの持っている影響力をメインに描きながら、見事に家族を紹介していっている。コニーの結婚式にて、マイケル(A・パチーノ)が恋人のケイ(ダイアン・キートン)を屋敷へと連れてきて、兄弟たちを紹介しながら、マイケルは自分の家族が持っている力を嫌悪している理由をケイに対して打ち明けている。このシーンは、後々、二人の関係に微妙な影を落としていくので、個人的には好きなシーンでもある。

中盤は、ドンの暗殺未遂事件から、一転して物語の中核へと入り込む。あれだけ自分の中で毛嫌いしていた裏の世界へと父親を守るために入る。ソロッツォとつながりのある悪徳警官とソロッツォ本人を街外れのイタリアンレストランにて殺害する。そのため、マイケルはニューヨークを離れ、ドンの生地でもあるシシリー島など、転々としていく。

一方、ニューヨークでは長引く抗争を不安視しているトム(ロバート・ドュヴァル)と裏で糸を引いているであろうタッタリア・ファミリーに対して一気に仕掛けたいソニーが、今後について激しく言い争っている。
そんな不毛とも呼べる抗争のなか、ソニーは高速道路の料金所にて、タッタリア・ファミリーの襲撃にあい、マシンガンにて蜂の巣にされ殺される。
ソニーを失ったドンは、急遽、ニューヨーク五大ファミリーに召集をかけ会合を開くこととする。ドンの意図は、マイケルを助けることと、誰が裏で糸を引いているか確かめるためであった・・・。

後半は、コルレオーネ・ファミリーを守るために、マイケルが新しいゴッドファーザーとなり世代交代をしていく。以前とは勢力が落ちてしまっているファミリーの再興のために、マイケルが次々へと布石をうっていく。
冷徹なまでに、裏切り者を処罰していき、敵を追い詰めていくマイケルの姿には、以前のような優しい面影はなくなっていた。これもひとつの対比として捉えれば奥が深いと考えたりもします。

そして、遂にラストを迎えるにあたって、また冒頭と同じように見事に対比させていくのである。
妹コニーの子供の洗礼と、裏切り者の粛清や敵対する勢力のボスの暗殺を見事に対比させていくあたりは、見応えがあり、特に好きなシーンでもある。

ラストでは、不安がるケイを移しながら、マイケルがボスの仕事をするために、書斎のドアを閉めるシーンは今後、マイケルが辿るであろう運命を暗示させているかのようである。

この作品では、対比が上手に使われ、緻密に描写されていく登場人物の人物像により、複雑になりやすい人間関係をうまくまとめている。
本当に、私の中では何度も見直している作品ですが、そのつど、違う発見や感想を持てたり出来る、稀有な作品となっており、非常に存在の大きい最高の作品となっています。

オススメ度 ★★★★★ 私の中では不動の一位です。

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posted by Genken at 12:50| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(3) | 映画(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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