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2006年05月01日

ヒトラー 〜最後の12日間〜



2005年

監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演 ブルーノ・ガンツ(アドルフ・ヒトラー)
   アレクサンドラ・マリア・ラーラ(トラウドゥル・ユンゲ)
   ユリアーネ・ケーラー(エヴァ・ブラウン)

〜1942年、ヒトラー総統の個人秘書として、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中から選ばれた。それから、3年後の、1945年4月20日のベルリン。第二次大戦は佳境を迎えており、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜る。冷静さを失い狂人化していくヒトラー。それに呼応するかのごとく、ベルリン市内も混乱を極めていく。民兵は十分な武器も持たないまま敵に立ち向かわなければならない。一方で、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。〜

この映画は、ヒトラーの個人秘書からみたナチス・ドイツの裏側を描いている作品である。

特筆すべきなのは、独裁政治が持ち合わせている危うさとも言うべき問題点が描かれているところである。

その問題点とは、物言えぬシステムにある。どういうことかと言えば、独裁者にとって不利益な情報や事実は、側近により、巧妙に脚色されたり、隠蔽されたりして、独裁者の耳には届かないことである。
そのように、脚色や隠蔽された誤った情報により、国策や戦略が決定されることになる。もちろん、そういった国策や戦略は間違いであり、誤った方向へと国が導かれていくのである。

なぜ、そのようなことが起きるのか?
独裁者のカリスマ性や残虐性が高ければ高いほど、この傾向は歯止めが効かない。
側近たちの唯一の願いは、その残虐性が自分の方へと向けられないようにするための自己保身である。

独裁者の機嫌を損ねるようなリスクは冒せないのである。耳障りの良い情報や事実しか言えなくなっていくと考えられる。

これと、同じような状況といえば、ワンマン経営と呼ばれる会社の中でも起こっているのである。

その、会社にとって社長や創業者といえば、絶大な発言力や権力を持っている。その社長や創業者にとって、耳障りの悪い情報や事実をいうと、それが、世間的には正しくても、その発言した社員なり役員がクビになったり、閑職に追いやられたりする。
すると、情報や指摘がいくら正論であっても、社長や創業者の機嫌を損ねるようなことになる可能性を秘めていれば、物怖じして発言出来なくなる。

本当に大切なのは、脚色されていない事実である。たとえ、その事実が本人にとって耳の痛い(不利益)な事柄でも、聞く耳を持たなければならないし、発言できる状況が必要なのである。

自分にとって耳の痛い事実や真実を言ってくれるのが、家族であったり友人と言える。大切にしたいものである。

オススメ度 ★★★★★ 最近、耳障りの良い情報ばかり聞いていませんか?

ランキング今日は何位?

posted by Genken at 23:29| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(は行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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