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2008年09月04日

クリムゾン・リバー



2001年1月公開

監督 マチュー・カソヴィッツ
出演 ジャン・レノ ヴァンザン・カッセル ナティア・フォレス

 猟奇的な殺人事件と子供の墓荒らし。一見、何ら関係のないと思われる二つの事件が交錯した時に浮かび上がる衝撃の事実。フランス・アルプス山脈のふもとにある大学街ゲルノンでバラバラに切り裂かれた裸の死体がまるで胎児のような格好で発見される。この猟奇的な殺人事件を担当するために派遣されたのは、元特殊捜査部隊のニーマンス刑事(J・レノ)。それと時を同じくしておこった、フランスの田舎町ザルザックでは、子供の墓荒らし。その調査にマックス刑事(V・カッセル)があたっていた。捜査を進めていくうちに、全く違った二つの事件がひとつの事件となる。この謎を解くべく二人は行き深いアルプス山脈へと向かうのだが……。

 この作品の特筆すべきところは、別に起こった二つの事件をスムーズに絡み合わせている点である。論理的に破綻することなく実に鮮やかにまとめあげているのである。それに加え、選民思想を持つ大学がかかている欺瞞。それらを併せて猟奇的な殺人事件に絡めてあり作品に奥行きを深くさせている点だろう。

 事件がエスカレートしていくつちに、犯人が残していくメッセージ。それを辿っていくニーマンス刑事の鋭さ。一方のマックス刑事も墓荒らしの捜査をしていくうちに時折見せる明晰さ。どれをとっても一級品である。

 最初から最後まで飽きさせずグイグイと映画の中に引き込まれていく力強さがこの作品にはある。幾重にも張られた伏線がひとつになったときの爽快感は得にもしがたいものがある。サスペンス・スリラーとしては羊たちの沈黙の次に挙げても良い作品となっている。オススメです。何度観ても空きません。

オススメ度 ★★★★★ 二つの事件がひとつに重なる時に何かが起こる。

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posted by Genken at 12:00| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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