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2008年08月11日

スパイ・バウンド



2005年1月公開

監督 フレデリック・シェンデルフェール
出演 モニカ・ベルッチ ヴァンサン・カッセル アントレ・デュソリエ

 この作品は、1985年に実際に起こった虹の戦死号爆破事件の実行犯である女スパイ、ドミニク・プリウールの証言を基に作られたものである。普通の生活を望む女性諜報員の葛藤と、パートナーとともに非情な国家に立ち向かう姿を描いたスパイ・サスペンス。

 派手なアクションシーンはないものの、観るものを惹き付けて止まないこの物語。あらすじは、旧東欧諸国から入手した武器を密輸する武器商人イゴール・リポヴスキーの貨物船を爆破する作戦が実行されようとしていた。作戦を指揮するジョルジュ(V・カッセル)はリザ(M・ベルッチ)と共に夫婦を装い、密輸船の入港先であるモロッコへといち早く入る。しかしリザはこの任務を最後に仕事を辞めて普通の生活を送りたいと考えていた。パートナーのジョルジュにもその旨を打ち明ける。そんな思いを抱きながらも任務に集中する二人。見事作戦は成功して、帰路に着く二人だったが、そこには思いもよらぬ罠が仕掛けられていた……。

 女性なら一度は夢見るであろう、穏やかな暮らし、子供を産み育てることを。そんな普通の生活すら夢見ることさえ女性諜報員であるが故に出来ないでいるリザ。普通の暮らしに何とか戻りたいと切望する彼女に国は非情なまでの罠を仕掛ける。それに気づいたリザは絶望を感じながらも新たな任務に着手する。一方、ジョルジュは、リザのことを思わんばかりに単独行動をすることに。果たして彼らの運命は如何に。

 綿密に練られた脚本によって物語に深みを与えることに成功している。見所としては、各自の思惑や葛藤を丁寧に描いているところである。ハリウッド映画みたいな派手さはないものの、この作品に引きずり込まれる力強さを感じる。スパイ映画と言えば、派手な逃走シーンやアクションばかりに目を奪われがちだが、この作品はそれらを極力描かないことにより、心理面での描写が巧みで観ているコチラもひとときも目を離せない作品に仕上がっていると言えよう。渋さが光る作品となっている。一見の価値有りです。

オススメ度 ★★★★★ 諜報員が抱える心の葛藤に注目して下さい

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posted by Genken at 09:51| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(さ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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