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2008年07月24日

オリバー・ツイスト



2006年1月公開

監督 ロマン・ポランスキー
出演 バーニー・クラーク ベン・キングスレー ハリー・イーデン

 したたかに生き延びようとするのは力強さを感じる。食べるものさえままならず着る服さえ着の身着のまま。舞台は19世紀イギリス。9歳になったオリバー・ツイスト(B・クラーク)は孤児であり、救貧院へと連れてこられる。彼は、夕食の席でお粥のお変わりを求めたばかりに委員の怒りを買って救貧院を追放処分となる。次に引き取られたのは葬儀屋である。ここでも彼は理不尽ないじめにあい、ついに家を飛び出すことに。行く宛てのないオリバーだが、ふと目をやるとそこには標識がありロンドンという文字が。70マイルも離れたロンドンへと歩いて目指すことに。一週間かけてようやくロンドンへと辿り着く。そこで彼は、フェイギン(B・キングスレー)が束ねる少年スリ団のリーダー、ドジャーと出逢う。オリバーはドジャーと行動を共にしていくのだが……。

 19世紀のイギリス。そこは食べることさえも難しい人たちがいた。スリまで働いてその日の糧を得ようとする少年たち。飽食の国日本で育った僕からは考えられないくらい貧しい。何としてでも生きようとする力強さは、今の日本ではなかなか見受けられない光景だ。現代においても食べることさえままらない国や人たちがいる。普段、それを意識することなく生活している僕がいる。大抵の人もそれは同じではないだろうか。そのことを対岸の火事のようにまるで他人事のように受け取る自分が恥ずかしい。

 この作品を通して、得られるのはそういった感情だ。お腹をすかせた子供たち。それを意識することなく生活を送っている。オリバーがおかれた立場は目を覆いたくなるくらいである。つまらないことで悩んでいる暇があれば、是非、この作品を観て頂きたい。僕も生活保護を受けてはいるものの、お金が少ない、ろくに食べれないといった愚痴が出る。しかし、この作品を観れば、如何に自分が愚かで矮小な人間かと思い知らされる。上を見ればキリがないし、下を見てもキリがない。どうやって日々暮らしていけば良いのか見失った時期にこの作品を観れたのは幸運としかいいようがない。全く身につまされる思いで一杯になる。今の生活に不満を持っている方には、一度は観てもらいたい作品である。何か考えを改めさせてくれる力を持った作品であることは間違いない。必見です。

オススメ度 ★★★★★ 今、一度自分の生活を振り返ってみてば如何だろうか?

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posted by Genken at 22:50| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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