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2008年07月19日

東京タワー オカンとボクと時々オトン



2007年4月公開

監督 松岡錠司
出演 オダギリジョー 樹木希林 内田也哉子

 親孝行したいときには親はいない。良くいわれる言葉だ。耳が痛い言葉でもある。というのも自分自身が37歳にもなって未だ親孝行出来ず親不孝ばかりしている。そんな僕はこの作品の仲に出てくるボク(オダギリジョー)に感情移入してしまった。若い頃の僕とボクまるで一緒である。僕は大学は出ていないが、社会人として働いていたとはいうもののボクと同じようにお金の無心を迫っていた。唯一違う点は僕は堕落していく一方で反対にボクは自堕落な生活から這い上がり、オカン(樹木希林)を東京に呼び寄せて見事に親孝行しているところだ。

 1960年代、オトン(小林薫)に愛想を尽かしたオカン(内田也哉子)は幼いボクを連れて、実家に戻る。妹の小料理屋を手伝いながら女手一つでボクを育てる。15歳になったボクは大分にある美術学校に入学して下宿生活を送る。自由気ままに高校生活を送りながら、東京の大学へ進学することを夢見るようになっていった。時は流れ1980年代、ボクは念願の東京へ美大生としてやってくる。しかし、仕送りしてくれるオカンに申し訳なく思いながらも学校もろくに行かずに自堕落な生活を送っていた。退学も考えたボクだがオカンの強い願いもあり、何とか留年して卒業することが出来た。卒業してからも相も変わらず自堕落な生活を送るボク。

 この作品はリリー・フランキー原作の自伝小説「東京タワーオカンとボクと時々オトン」を映画化したものである。原作は空前のベストセラーとなっているが、僕はまだ未読。昭和の古き良き時代から現代まで、上手く織り交ぜながら物語は進んでいく。

 自堕落な生活に終止符を打ち仕事に精を出すボク。仕事も順調に進みだし、新しい恋人もでき追い風に乗るかのようにどんどんと人生が上手く行きだす。ガンに冒されたオカンを東京に呼び二人で暮らせるまでとなる。オカンの手料理は友達にも評判よく、二人暮らしなのにお米を五合炊くほどまでとなる。そんな楽しい時間も束の間であった。ガンの状態が悪いため入院する。手術が出来ないため抗がん剤の治療にあたるのだが、オカンの苦しむ姿を壮絶に描いているのが印象的だ。

 物語全編を通しても中だるみもない。じわじわとこみ上げてくるものがこの作品にはある。最後の最後まで息子を心配するオカン。親とはそういうものかもしれない。実家とは反りが合っていない僕ですら、冒頭で述べたように親孝行をしなければならないと考えさせられた作品であった。いつかは、リリー・フランキー氏のように、親孝行をしてみたいものである。

オススメ度 ★★★★★ あなたは親孝行できていますか? 

ランキング今日は何位?
posted by Genken at 23:22| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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東京タワー オカンとボクと、時々オトン
Excerpt:  『オカン、ありがとうね。』  コチラの「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」は、リリー・フランキーさんの大ヒットベストセラー同名自伝小説をオダギリジョー&樹木希林共演で映画化した4/14公..
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Tracked: 2008-07-20 07:37
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