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2005年12月07日

アザーズ



2002年

監督 アレハンドロ・アメナーバル
出演 ニコール・キッドマン(グレース)
   フィオヌラ・フラナガン(ミセス・ミルズ)
   クリストファー・エクルストン(チャールズ)

〜1945年、第二次世界大戦末期のイギリス。チャネル諸島のジャージ島に、いつ晴れるとも分からない霧に覆い隠されるように一軒の広大な屋敷に、グレース(N・キッドマン)と、娘アンと息子ニコラスの3人で暮らしていた。夫は、戦地に向かったまま戻らず、最近になって使用人たちも忽然と姿を消していた。
アンとニコラスは、光アレルギーという病に冒され、グレースは子供を守るため、昼間でもカーテンを閉め切っていた。
そんなある日、使用人として働きたいという3人がやってきた。グレースは使用人がいなくなり、屋敷の手入れが行き届かないため、ミセス・ミルズ(F・フラナガン)たちを雇うことに。
彼女らが使用人として働きはじめるのと、時を同じくして、グレース親子に奇妙な出来事が次々と起こりはじめ・・・〜

この映画は、サスペンス・ホラー作品であるが、それと同時に親子の愛も描いている作品である。

この作品において、最も目を引かれたのが、ニコール・キッドマンの演技である。最初から最後まで緊張感を漂わせているのである。

彼女が演じるグレースは、子供を守ろうとするあまり、神経質になりすぎている母親である。
例えば、使用人として働くことになったミセス・グリースたちに説明をするときには、他の部屋へと移動する際には、ドアが閉まりきってからでないと、次のドアを開けることをしないようにとか、食事の時間も正確に指示しており、朝食は自分は8時で、子供たちは9時・・・といった感じで、全てにおいて神経質であり、完ぺきを目指しているのが伺える。

一方、子供たちは、光アレルギーのため外出することさえも出来ず、暗い閉めきった屋敷内で、二人で過ごしている。
姉のアンは、自立心旺盛であり、懐疑的な面も持ち合わせており、多少母親に反抗心を持っており、弟は、寂しがり屋でひとりでいるのは苦手という子供である。

こういった、母親と子供の関係というのは、劇中のように極端ではないにしろ、日常でもよく見かける親子関係ではないだろうか?
上の子は、自立心が旺盛でしかも、やや反抗的、下の子は、甘えたで何をするにもひとりでは出来ないといった具合に。
そんな子供たちを育てていく上で、やたらと完ぺき主義であったり、神経質になりすぎて、子育てに疲労困憊はするものの、周りの人に助けを求めることが出来ない現代社会を、痛烈に風刺していると感じるのである。

この映画の特筆するべきところは、こういった点を描きながらも、特殊な効果を使わずして、うまく光の強弱をつけたり、音楽を効果的に使うことにより、恐怖を演出しているのである。
しかも、最後には、予想もつかない結末が用意されているのである。

この映画を観終えた時、何とも切ない気持ちでいっぱいになりました。

オススメ度 ★★★★☆ 全てを受け入れた時に見えてくる真実・・・

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posted by Genken at 00:06| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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アザーズ( 2001 )
Excerpt: 監督・脚本:アレハンドロ・アメナーバル 出演:ニコール・キッドマン / フィオヌラ・フラナガン / アラキーナ・マン / ジェームズ・ベントレー 公開時コピー その“存在(アザーズ??
Weblog: Cinem@niac
Tracked: 2006-01-05 11:55
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