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2008年07月11日

父親たちの星条旗



2006年10月公開

監督 クリント・イーストウッド
出演 ライアン・フィリップ ジェイミー・ブラット アダム・ビーチ

 写真というものはある瞬間を切り取ったものである。その写真が意味するものは、見る人によってずいぶんと印象が違うものである。その印象を上手く逆手に取り国益に繋げようとする政治家たち。そこに写ってあるのは、擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した有名な戦争写真。長引く戦争によって資金難になり、何とか資金を調達しようとする政治家。その政治家によって硫黄島から無事に帰還してきた、ドク、アイラ、レイニー。気がつけば3人は国家の英雄として迎えられていた。

 そんな事実に戸惑いながらも、3人は国債を得るためにキャンペーンにかり出される。本当の英雄たちは硫黄島で息絶えたものたちなのに。そんな思いを胸に秘めながらも、そんなことはおかまい無しにどんどんと英雄として祭り上げられるのであった。まさに作られた英雄である。自分たちが何のために戦ったのかすら見失いそうになりながらも、ある者は酒に溺れ、ある者は、それを宿命と受け止めた。

 戦争によって傷ついた兵士の心を丁寧に描きつつ、戦争がもたらした悲劇を圧倒的な臨場感とともに描いている。それとは対称的に帰国後の彼らが政府から受けた扱い。それがどんなに若者を傷つけたかを静かに全編を通してバランス良く丁寧に描いているのも秀逸だ。観る者をくぎづけにする魅力を持っている。

 この作品は硫黄島での戦いをアメリカ側の視点で描かれている。2部構成となっており、逆に日本側からの視点で描いた作品「硫黄島からの手紙」がある。この作品を観ると必ず日本側からの視点で描いた作品「硫黄島からの手紙」を観たくなるのは必須だ。戦争がもたらす一面を多面的に描いた作品であり、非常に良質でオススメの作品です。

オススメ度 ★★★★★ 英雄に祭り上げられた若者の悲壮を味わって下さい

ランキング今日は何位?
posted by Genken at 09:14| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ…。
なんだかセンチメンタルジャーニー(懐)な気分になりました〜。

とっても、ありがとうございます ですぅ〜♪
Posted by りぃ子 at 2008年07月12日 12:31
>りぃ子さん

コメント頂き有り難うございます。
どこらあたりが、センチメンタルになったのでしょうか?

僕には不思議でたまりません。

それでは、失礼します。
Posted by Genken at 2008年07月13日 07:59
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父親たちの星条旗
Excerpt:  『アメリカから見た硫黄島 戦争を終わらせた一枚の写真。その真実。』  コチラの「父親たちの星条旗」は、硫黄島の戦いをアメリカ側の視点で描いたクリント・イーストウッド監督作品なんですが、10/2..
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Tracked: 2008-07-11 13:07
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