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2007年09月14日

らも〜中島らもとの三十五年



 らも〜中島らもとの三十五年をもう一度読んだ。

 昨年の夏ころ僕は鬱病の状態が酷かった。そこで出会ったのが中島らも氏のエッセイだ。次々と貪るように読んでいった。まるで中島らもの生き方が凝縮されたエッセイに救いを求めるかのように。彼が躁鬱病を患っていたのはエッセイを読めば分かる。そこに自分の姿を投影して彼から活力を貰えるかのように過ごしていた。

 この本は、そんな中島らも氏の素顔を妻の目線から描いた作品である。そこから見えてくるのは、繊細で優しい姿や醜く厭らしい生き様を妻のミーは何のてらいもなく美化せずに等身大のらもを書いているのである。他人からみれば波瀾万丈なのかもしれないが、当人たちにとっては特別なことじゃなく普通の生活だと捉えているのである。それぞれが上手いことバランスをとっているのだと感じられる。やはり、中島らもはミーにこの上なく愛されていたんだろう。羨ましいかぎりである。特に結婚に失敗した僕にはそう映る。

 二度目に読んだ時にははっきりと感じられた。おそらく、三度目読んだ時にはひょっとしたら違う感想を持つかもしれないけれども。それに、男性と女性とで読後の感想は変わるだろう。だけど、僕には中島らもの弱さや強さ、ずるさが垣間見えて妙に親近感を抱いてしまう。おそらく、天才中島らもに対して自分自身を重ねあわせて見ているのだろう(恐れ多いのだが)。

 またしても、僕が鬱の状態が少し酷くなってきたときにこうして中島らもを描いた作品に出会うとは運命を感じてしまう。たかだか一冊の本であるけれども、僕を絶望の淵から救ってくれた作品である。

オススメ度 ★★★★★ あなたはここまで人を愛せますか?

ランキング今日は何位?
posted by Genken at 20:54| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(実用書・その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月13日

メールマガジン発行することにしました

 この度メールマガジンを発行することになりました。内容は週刊で新旧映画の紹介とレビューを中心に書いていく予定です。最初のうちは別サイトでやっている心琴拘束〜映画とコラムな日記〜の初期で書いたレビューを、もう一度鑑賞して一から書き直すつもりです。メールマガジンの名称もそのまま心琴拘束〜映画とコラムな日記〜なので、もし良かったら無料ですので購読して下さい。最初のレビューは幸せのちからです。ものすごく見にくくしあがっています。メールマガジンで書くということは、読みやすさも視野に入れておかないといけないと反省しております。何はともあれ宜しくお願いします。
posted by Genken at 13:35| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月10日

デジャヴ



2007年3月公開

監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン ポーラ・パットン ヴァル・キルマー

 DEJAVU(デジャヴ)辞書で意味を調べてみる。既視体験、経験のないことを既に体験したと感じる錯覚。例えば、見知らぬ土地にいった際に何となく懐かしさを覚えるといったところだろうか。この作品では主人公のダグ(D・ワシントン)がデジャヴを感じたことから物語りが進んでいく。

 500人以上もの犠牲者を出した凄惨なフェリー爆破事件が発生する。ATF捜査官ダグは、事件直後に遺体が発見された女性クレア(P・パットン)を見た瞬間に強烈なデジャヴを感じることに。ダグは的確な捜査能力を買われFBIの特別捜査班の一員として捜査することに。そこにあったのは政府が極秘裏に開発した”タイムウインドウ”と呼ばれる装置を見せられる。その装置とは過去の特定のエリアを自由にみることが出来る驚愕の監視システムであった。しかしその装置には現在から「4日と6時間前」の映像をリアルタイムで再生することしか出来ないという弱点があった。ダグはその装置を使い被害者のクレアの自宅を映し出し、4日と6時間前の生きていた彼女を目にする。果たして彼はその装置を使いすでに起きてしまった爆破事件を防ぐことが出来るのだろうか……。

 見所はタイムウインドウという驚くべき監視システムである。衛生と特殊カメラによって特定の内部まで監視できるリアルさには舌を巻いてしまう。タイトルどおり経験のないことを既に体験したと感じる錯覚。それはまるでジグゾーパズルのようにバラバラになったピースがひとつにまとまっていく感覚を覚える。そしてすべてのピースがおさまったときに感じる爽快感は何とも言えないのである。デンゼル・ワシントンの圧倒的な存在感。ヒロイン役に抜擢されたポーラ・パットンの演技も見逃せない。ヴァル・キルマーの存在感も頼もしいかぎりである。個人的には何度も見たい作品のひとつとなった作品である。

オススメ度 ★★★★★ デジャヴ、それはとても不思議な世界

ランキング今日は何位?
posted by Genken at 22:35| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(13) | 映画(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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